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2012-01-01から1年間の記事一覧

「意識高い系」という病(常見陽平 著)を読んで

「意識高い系」という病~ソーシャル時代にはびこるバカヤロー (ベスト新書)作者: 常見陽平出版社/メーカー: ベストセラーズ発売日: 2012/12/08メディア: 新書購入: 2人 クリック: 215回この商品を含むブログ (9件) を見る 今月のはじめに発売されたばかりの…

渋谷知美著『日本の童貞』 第1章~第2章 を読んで(要約・意見)

今回も渋谷さんの『日本の童貞』について書きます。まず最初に、突っ込まれそうなのでお断りしておきますが、この本を取り上げるきっかけには、僕が童貞であるか否かということはまったく関係していません。(笑)ただ、若者文化を考えるうえで、この話題は…

渋谷知美著『日本の童貞』 序章(はじめに) 要約

読んでいる本の内容をあとから振り返るために、ネットにも残しておきます。個人的なことであります。こうでもしないと、まだ読書が進まない程度なんです。 ●童貞受難の時代 1920年代の学生の言葉から、童貞は現代の「恥ずかしい」イメージとは異なり、その純…

視点を変えたい(配慮する心)

僕のみならず、誰だって言葉を伝えたり、考えたりするときは必ずその人の「視点」があると思う。自分に見えるものをベースに物事を考えることは多いことだろう。これは、広義で自己中心的 なのかもしれない。 モノを見る視点を変えたい。 そう思ったのは、最…

【読書感想文】『認められたいの正体』(山竹伸二)を読んで

「認められたい」の正体 ― 承認不安の時代 (講談社現代新書)作者: 山竹伸二出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/03/18メディア: 新書購入: 7人 クリック: 1,012回この商品を含むブログ (22件) を見る友人のM田くんが、以前この本を読んでみておもしろかった…

★『近代部落史』(黒川みどり)を読んで

★『近代部落史』(黒川みどり著)平凡社新書 タイトルの通り、近代(明治~現代)を中心に部落差別問題における被差別民の動向と彼らをとりまく当時の日本の状況について書かれています。 印象に残ったいくつかの点を羅列します。 ●人種主義という視点 この…

大阪に生まれた4人の作曲家たち

オーケストラ・ニッポニカによる大阪ゆかりの作曲家による作品を集めた演奏会の感想 ♪清水脩:交響曲第3番 団員の方とTwitterでやり取りしている限り、聴く前からはロマン的な交響曲という予想は持っていませんでした。時代も戦後ということ、清水はフランス…

オーケストラ・ニッポニカ第22回演奏会 総括

去る9月2日(日) かねてから大ファンだったオーケストラ・ニッポニカの演奏会に行ってきました。 このオケは、主に日本人作曲家の作品演奏に力を入れており、その活動は他のオケには真似できないくらいのパワフルで貴重な意義のあるものです。 ■プログラム …

はじめに

私は、日本人作曲家が書いたクラシック音楽の作品に興味があります。彼らの作品を聴き、どうしてそのような作品が生まれたのか背景を読み解くことは、日本の近代の側面を読み解くことでもあると信じております。 そのためには、政治、文化、思想etc... 音楽…