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2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書感想文】『認められたいの正体』(山竹伸二)を読んで

「認められたい」の正体 ― 承認不安の時代 (講談社現代新書)作者: 山竹伸二出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/03/18メディア: 新書購入: 7人 クリック: 1,012回この商品を含むブログ (22件) を見る友人のM田くんが、以前この本を読んでみておもしろかった…

★『近代部落史』(黒川みどり)を読んで

★『近代部落史』(黒川みどり著)平凡社新書 タイトルの通り、近代(明治~現代)を中心に部落差別問題における被差別民の動向と彼らをとりまく当時の日本の状況について書かれています。 印象に残ったいくつかの点を羅列します。 ●人種主義という視点 この…

大阪に生まれた4人の作曲家たち

オーケストラ・ニッポニカによる大阪ゆかりの作曲家による作品を集めた演奏会の感想 ♪清水脩:交響曲第3番 団員の方とTwitterでやり取りしている限り、聴く前からはロマン的な交響曲という予想は持っていませんでした。時代も戦後ということ、清水はフランス…

オーケストラ・ニッポニカ第22回演奏会 総括

去る9月2日(日) かねてから大ファンだったオーケストラ・ニッポニカの演奏会に行ってきました。 このオケは、主に日本人作曲家の作品演奏に力を入れており、その活動は他のオケには真似できないくらいのパワフルで貴重な意義のあるものです。 ■プログラム …

はじめに

私は、日本人作曲家が書いたクラシック音楽の作品に興味があります。彼らの作品を聴き、どうしてそのような作品が生まれたのか背景を読み解くことは、日本の近代の側面を読み解くことでもあると信じております。 そのためには、政治、文化、思想etc... 音楽…