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オーケストラ・ニッポニカ第22回演奏会 総括

去る92日(日) かねてから大ファンだったオーケストラ・ニッポニカの演奏会に行ってきました。

このオケは、主に日本人作曲家の作品演奏に力を入れており、その活動は他のオケには真似できないくらいのパワフルで貴重な意義のあるものです。

 

■プログラム

指揮:寺岡清高 Trp:神代修 管弦楽:オーケストラ・ニッポニカ

清水脩交響曲3

・宅孝二:ロンド・カプリチオーソ

・大澤壽人:トランペット協奏曲

・大栗裕:大阪俗謡による幻想曲

 

各曲への感想は別の記事に書くことにして、総括のほうを先に書きたいと思います。

今回は「大阪に生まれた作曲家たちによる交響作品」ということで、指揮者、ソリストまで大阪に関わる人々をそろえた点に、ニッポニカの構成力や企画力の高さを感じました。

加えて、前半と後半には楽員の方と指揮者のトークがあり、聴衆を精神的な面からも演奏に入りやすくする配慮が感じられました。

いったいここまで思いやりに溢れたアマオケが他にあるでしょうか???

僕はニッポニカ以外にはありえないと思います。

もはや彼らはアマチュアの域にとどまるべきではありません。プロとしてその活動をもっと幅広く展開していくべきでしょう。

しかし、このような展望を抱いたところで我々聴衆も行動をしなければなりません。

現実的すぎる話ですが、金銭面での援助というものは必要でしょう。加えて我々が彼らに思いやりのある精神的な援助もすることも必要なのではないかとも思います。

 

なによりも、演奏者の方々の熱意に胸を打たれる素敵な演奏会でした!

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